ユニゾホールディングスは、従業員と米投資ファンドのローン・スターが出資する新会社がTOBを行い、全株式の取得を目指すことを発表した。買付価格は5100円で、買付代金は最大1745億円。買付期間は12月24日~2020年2月4日。現在、フォートレスによるTOBが進行中だが、買付価格はフォートレスを1000円上回る。今回のTOBが成立すれば、小崎哲資ユニゾ社長を含め、グループのすべての取締役、監査役、執行役員が2020年3月16日付で辞任する予定。M&Aアドバイザーとしては、今後のTOBの進展に注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。